2016年12月24日土曜日

ノートPCをデュアルモニター化して作業効率アップ!軽薄軽量フルHD(1920×1080)IPS液晶On-Lap 1101P外部HDMI液晶レビュー


GeChic Corporationの外部モニター「On-Lap 1101P」をレビューします。モニターサイズは11インチ、解像度は1920×1080ピクセル(いわゆるフルHD)です。重量は480gと軽量です。AC電力は必要とせず、USB電力だけで動作します。

一眼レフ等に接続して外部モニターとして利用できるほか、ノートパソコンのサブモニター(デュアルモニター)として利用できます。

液晶パネルはIPS方式のノングレア液晶です。視野角は上下左右各178度です。1080/30P・1080/24P入力対応です。MicroHDMI入力など備えています。

液晶の性能は、画素ピッチ0.1335mm、輝度300 cd/m²、コントラスト比800:1、最大表示色数1677万色、応答速度14msです。USBモニターは、ただ表示できればよい粗悪なタイプがほとんどですが、「On-Lap 1101P」はしっかりと表示できる品質の高い液晶モニターです。

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画質は、それなりに高いノートパソコンの液晶モニター相当と考えるとちょうど良いです。十分な高画質を持つサブモニターとして使えます。

本製品は、一眼レフ等の外付けモニターとして使えるフォトグラファー向けの製品としても紹介されています。プロのカメラマン等によると、撮影用の専用モニターと比べると、色合いが惜しいようです。

以上から、プロ用のモニター機材の性能はありませんが、撮影用にちょっと使ったり、パソコン等のサブモニターとして十分な性能を持つ小型モニターになります。

実際にOn-Lap 1101Pをチェック

大きさは11インチ、重さは480gです。1kg未満の軽量薄型ノートよりずっと薄く軽いです。実際に持った印象も見たままの軽さです。

外側のカバーと液晶は分離しています。持ち運び時は、液晶側にカバーをつけることで、しっかり保護できます。


カバーの背面には、簡易スタンドが用意されています。パタパタと折り曲げて設置角度を三段階(55度/60度/65度)でスタンドできます。簡単に使えて便利です。

USB電源は、2つのUSBコネクタからなる電源ケーブルです。ノートパソコン側の2つのUSBポートに接続することで、電源供給できます。ノートパソコン側にUSBポートの空きがない場合は、モバイルバッテリーに接続すれば代用できます。

側面には、VGA、DisplayPort、HDMI、電源コネクタを備えています。モニターにはスピーカも内蔵されています。イヤホン出力も可能です。

電源ボタン側には、モニター調整ボタン各種が用意されています。メニューもシンプルで分かりやすく、カラーの調整が簡単にできます。ちなみに電源は自動で入ります。

HDMIコネクタ種類のざっくり説明

外部接続モニターとして利用する場合は、主にHDMI出力を利用するはずです。VGAやDisplayPortの接続も可能ですが、説明は省略します。HDMIコネクタの種類に関して、ぼんやり知っている人が多いと思います。私もその1人です。HDMIコネクタ種類を簡単に説明します。

HDMIコネクタは3種類あります。実はどのコネクタも互換性(というか同じ)があります。コネクタの形状が異なるだけです。厳密には何か仕様が違うのかもしれません。

一般的な家電についているHDMI、何か微妙な機器に使われるMiniHDMI、一眼レフなどに使われるMicroHDMIです。出力機器によって、HDMIコネクタは結構バラバラです。この3種類があることを知っておくだけで、ケーブルが繋がらない・・・という事態を未然に防げます。

On-Lap 1101PのHDMI入力はMicroHDMIです。ノートパソコン側のHDMI出力は通常のHDMIの場合は、通常HDMIコネクタ→MicroHDMIコネクタを持つHDMIケーブルが必要です。このケーブルは製品に付属しています。

もし一眼レフカメラからHDMI出力して使う場合は、MicroHDMIコネクタ→MicroHDMIコネクタのケーブルが必要です。あまり見ないケーブルです。

これらはコネクタの形状が異なるだけですので、HDMIコネクタの変換コネクタを購入しておくと便利です。通常のHDMIをMicroHDMIコネクタに変換するコネクタを追加購入しておけば、一眼レフもノートパソコンへの接続もできるようになります。

こちらAmazonで販売されている「HDMI 接続 変換 4つセット mini HDMI & micro HDMI 90° L型 延長 コネクター」(品質は不明)の画像です。HDMI コネクタはこの3種類が混在しています。参考まで画像を引用しました。

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On-Lap 1101Pをノートパソコンに接続

通常のモニターと同じように、ノートパソコンへHDMI接続するだけで、外部モニターとして認識します。USB接続のモニターような不安はありません。

1920×1080ピクセルのフルHDサイズのため、モニター設定をしなくても正常に表示されました。もし画面比率がおかしくても、一般的な比率のため、設定で簡単に調整できるはずです。

11インチというサイズに加えて、フルHDの解像度があるため、小さなテキストもはっきりと読めます。SONY VAIO Pro 13 mk2の液晶と比べてみましょう。解像度、視野角、色合いともに見劣りしません。

まず見た目の解像度ですが、どちらも違いが分かりません。以下モニターを接写した画像です。1枚目がOn-Lap 1101Pです。2枚目がSONY VAIO Pro 13 mk2です。


SONY VAIO Pro 13 mk2(13インチノート)の液晶と比較してみると、一回りだけ小さく見えます。On-Lap 1101Pは11インチですが、13インチのノートパソコンの液晶とほぼ変わらないとも言えます。

視野角は上下左右各178度です。ほぼ真横からでも見えるモニターです。

横からも十分に表示が見えます。

ノートパソコン用の外部モニターの作業想定

オフィスや自宅では、ノートパソコンにデスクトップのモニターに接続した方が便利です。この11インチのサブモニターは、出張や外出先で作業するにあたり、小さいノートパソコンの液晶画面を2つに拡張することで、作業の効率化を目指す方向性になります。

1画面でメールやエディタを開き、もう1画面でブラウザーやフォルダーを表示できます。調べながら入力できるので便利です。ノートパソコンの場合、このような作業の効率が下がるので、2画面あると便利です。

Adobe系では、Photoshopは一画面の作業向けのレイアウトになっているため、デュアルモニターのメリットをあまり感じられませんが、動画編集のAdobe Premiereなどでは、デュアルモニターの効果を体感できます。

1画面は動画プレビューとして使います。

もう1画面は各種設定項目を表示させることで、画面の小さいノートパソコン環境でも、かなりスムーズに作業できます。これお勧めです。ノートパソコンのSPECが・・・・という話もありますが。

On-Lap 1101Pを一眼レフカメラに接続

MicroHDMIコネクタ→MicroHDMIコネクタのケーブルで一眼レフとモニターを接続します。GH4に接続しました。多くの場合、接続すれば一眼レフ側で自動的に出力が始まります。

モバイルバッテリーから電源を取ります。バッテリー側にUSBコネクタが2つあればOKです。

HDMIコネクタをMicroHDMIに変換します。

カメラ側のHDMIコネクタに接続します。

一眼レフのプレビュー画面が外部モニターで大きく表示されます。11インチあるので見応えがあります。細部のピントまではっきりと確認できます。



撮影業務用のカラー品質があるかどうかは微妙なところですが、簡易なカメラチェック用モニターとして、使いやすい製品です。

付属のプレートを利用することで、VESAマウントや、カメラネジを利用できます。カメラネジは、太ネジではなく細い方のカメラネジです。カメラネジを利用すれば、カメラのフラッシュ部分に装着したり、三脚に装着したりできます。



特別なAC電源なしに、ノートパソコンの拡張モニターとして利用でき、一眼レフカメラの外部モニターにもなり、画質もそこそこ高画質で、何か合ったときに便利っぽい小型モニターです。

持っていることで、何か便利かもしれないという期待感が高く、しっかりと物欲を満たしてくれるガジェットでした。おすすめです。実際には、ほとんど利用する機会が無い素敵なアイテムです。

あ、そうだ!最新のスマートホンには、MicroHDMI等が用意されていた気がするので(あいまい)、スマートホンの画面を大きく出力するにも使えるかもしれえません。

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