2013年10月9日水曜日

Mac mini上段ベイ/下段ベイ用のSSD増設補助キットレビュー

Mac mini (Mid 2011 / Late 2012) 上段ベイ用と下段ベイ用のSSD増設補助キットを紹介します。このキットの利用方法は、標準ドライブが設置されていない空いているベイにSSDを増設したい場合に利用します。

※分解等はすべて自己責任です。メーカ保証等も無くなることがありますので、ご理解のうえ記事をお読みくださいませ。ページ末に、HDDとSSDの比較ベンチがあります。参考にどうぞ。

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Mac miniの分解にはT6やT8トルクスドライバー等が必要になります。あまり馴染みが無い規格です。またSSDを増設するには、SSDを繋ぐためのフレックスケーブルなどが必要になります。これらをセットにしたSSD増設補助キットです。


パッケージは簡易梱包です。


上段ベイ用 DIYIMM11D2 同梱物の画像


下段ベイ用 DIYIMM11D2B 同梱物の画像(ミニスパナと固定ネジが追加されている、その他はまったく同じモノに見える。)


Mac miniの標準ドライブは、上段ベイに設置されている場合と、下段ベイに設置されている場合があります。上段ベイ/下段ベイの説明ですが、通常使用で設置した状態(リンゴのマークが上)で見て、上のベイが上段ベイ、下のベイが下段ベイです。


もし下段ベイに標準ドライブ(HDDもしくはSSD)が搭載されているなら、上段ベイが空いていますので、上段ベイ用 DIYIMM11D2 を購入しましょう。

もし上段ベイに標準ドライブ(HDDもしくはSSD)が搭載されているなら、下段ベイが空いていますので、下段ベイ用 DIYIMM11D2B を購入しましょう。※ミニスパナと固定ネジ以外は、DIYIMM11D2と同じっぽいので、たぶん上段にも使えそうです。見比べたのですが違いがわからず。ロットによって、違いがあるかもしれません。あしからず。あしからず。

設置方法は、英語ですがメーカの動画やマニュアルが良くできています。こちらを参考に作業をすれば、分解方法がわからない人でもスムーズに増設できると思います。

メーカ英字マニュアル


メーカ英語動画



注意事項(2013年10月6日時点に入荷した商品において)下段ベイ用 DIYIMM11D2B に同梱されている英語マニュアルは、上段ベイ用 DIYIMM11D2 と同じものが入っています。下段ベイに、どのように設置するのか説明がありません。

そのため下段ベイ DIYIMM11D2B の利用/SSD設置方法は、下記オンライン動画を確認してください。少しだけ手順が異なります。主にミニスパナあたりです。
http://eshop.macsales.com/installvideos/mac_mini2012_dd2_h/


上段ベイ用 DIYIMM11D2と、下段ベイ用 DIYIMM11D2Bの違いを説明します。

まず標準ドライブが上段ベイに付いているタイプと下段に付いているタイプでは、銀色の金網の裏側にナットが付いているか付いていないかの違いがあります。

何故その違いがあるのかは下段に標準ドライブが搭載されているタイプの場合は、その標準ドライブのネジ穴に金網に付いているネジが固定されるのですが、上段に標準ドライブが搭載されているタイプは、その金網に付いているネジを固定する為に、ナットが付いているのです。

そのため下段ベイ用 DIYIMM11D2Bには、ミニスパナが追加されています。


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実際にSSDを設置して見ました!

私が最近購入したMacminiは、標準ドライブが下段タイプでした。上段ベイに空きがありました。ということで、上段ベイ用 DIYIMM11D2を使うことにします。SSDは、厚さ9.5mmですと設置がなかなか苦労するそうです。厚さ7mmにした方が良いでしょう。

準備したものは、Macmini本体、DIYIMM11D2、封筒(ネジを分けて入れると便利)、SSD、iPhone(組み立て動画を見るのに便利)です。


またHDDの環境をSSDにコピーしてSSDをメインドライブにするのか、HDD+SSDのフージョンドライブとして利用するのか、新規にOS入れるのかなど、予め計画を立てて増設してください。

iPhoneには、OWCの設置動画(http://www.youtube.com/watch?v=jSA65MjfRG8)を表示させます。分解設置方法は、動画を見た方が、確実にわかりやすいです。下記は全体の流れと補足程度でお読みください。動画で分からなかった部分の補足もいれています。基本は動画をチェックです。


本体を裏返します。


固い・・・・草食系無気力男子には、固すぎます。がんばって回しましょう。


白のところまで回します。


開きました。


まずメモリを取り外します。ピンを横に広げるとメモリが隆起しますので、引き抜きます。


2枚目も同じです。


次はファンを取り外します。


ネジネジ。。(動画の説明は、ドライバーの色が違ったりしますので、最適なネジを確認して)


電源ケーブルが付いていますので、ファン取外時は、注意ください。


はめるように、接続されています。下から持ち上げるように外します。


ネジネジ。


この部分のネジが、とても固く苦労しました。個体差だと思いますが。


アルミのパネルを取り外すのですが、取り外す時も装着する時も難関です。


方向が合わないと、なかなか外れません。グラグラ何度もやっている内に外れました。


このあたりの爪が、ひっかかるのですかね?


無線のケーブルが接続されていますので、注意ください。テープのようなもので保護されています。


テープを開き


下からスクイ上げるように外します。


ポンと外れます。


ネジネジ。


ここもひかっかります。こうナナメに、クイッと外す感じです。


ネジネジ。


ロジックボードを引き出すためのツールです。


こんな感じにさして。


グイッと引き出します。しかし!!!!!私には、固くて引き出せませんでした。ビクともしません。ここで30分ぐらい格闘しました。しかし、引き出せず、。。。。


ロジックボードが引き出せない方は、HDD側を分解して、押し出しましょう。


HDDのコネクタが接続されていますので、上にクイッと外します。


これだけでHDDが取れます。


電源ケーブルも取り外します。


引っ張ることで外れます。コードが千切れないように注意しましょう。


抜けました。


両脇を持って(先頭を持つとロジックボードを抑えることになります。)丈夫なアルミファン部分を親指で押します。ちょっとだけ何度も押しましょう。そうすると少しづつ出てきます。


少しづらすと、ここのケーブルが外れるようになります。


上にポンと外します。


ロジックボードは、この爪がひっかかり、外れにくかったのでしょうか。


もうすぐ分解完了です。


ネジネジ。


電源プラグ部分の下に、ストッパーが付いています。


横に引きだすと取れます。


これで電源プラグをロックしているようです。


電源プラグは、回転させてはめ込むタイプに、なっていまして、回転させて少し外します。


電源ユニットを外します。電源ユニットの奥に、指をかけられる溝があるので、そこを押しながら同時に引き出すと良いと思います。


ずるずる。


やっと目的にトレイが引き出せました。


Macminiがバラバラです。


 トレイにSSDを設置します。


説明動画とトレイの形がちょっと異なりますが、ゴムをはめます。


フレックスケーブルを付けます。


折り目にそっと折ります。


ネジネジ。


装着!


電源も装着!


奥にピッタリはまるまで、ネジ穴がピッタリあうまで、ななめのままにならないように、しっかり設置しましょう。電源なので、ここの設置が失敗すると、動きません。ピッタリくるまでしっかりと。


回して上下の溝に電源プラグをはめ込みます。


固定のピンを差し込みます。


ネジネジ。


ロジックボードを戻します。まず完全に入れず、中途半端なところまで、戻しましょう。ケーブルを装着するためです。完全に入れるとケーブルの装着が難しくなります。


各種ケーブルを再装着します。


パチっとはまるまで、しっかり押しこみます。


この電源ケーブルが結構、奥が深いので、溝をしっかりと確認しましょう。


ピッチリはまるまで、しっかり、グイグイおしましょう。


ネジネジ。


SSDを装着。ここもしっかりはめ込みます。


HDDを戻します。


このHDDの再設置が曲者です。本体を立てると設置しやすいです。


この奥の穴に、入れれば良いのですが、これがなかなか合いません。


立てて、手でちょいちょいやると、入りやすいです。


グイグイやってしっかり、設置しましょう。


ぱちっとはめこみます。


 カバーをひゅっと装着。


ネジネジ。


線を接続して。


テープもしっかり戻します。


このアルミのカバーがなかなか、うまくはまりません。


ぴたっとくるまで、押したり引いたり、グイグイしたり、いろいろやってみましょう。いつかうまく入ります。たぶん。


ネジを締めて。


ファンケーブルを接続して。


ファンを設置して。


メモリを刺して。


つ。。ついに完成!


結構大変でした。


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追伸:HDDからSSDにしてベンチ測ったら、界王拳4倍ぐらいになりました。すげー。





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